がんばる、おかあさん。

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子育てはひとそれぞれ。

それぞれの環境と性格があって、やり方、考え方、感じ方、ペースがある。

でもきっと誰しも、母親をやっていると、
「独りになりたい」と切望する瞬間、日が1度はあるはず。

それは、常に何かに追われ続けていることからのフラストレーションから。

思い通りにならないことからのストレスから。

終わりない、先の見えないレースの息切れから。

ただ、自由になりたい渇望から。

身籠る前の、あの軽い身体と時間を、少し夢見る。

そんな贅沢で、でも時に仕方ない望みを、母親ならきっと、誰しも1度はもったことがあると思う。


協力してもらうことに感謝しながら、でも後ろは振り返らずに、
独りになるために、ちょっとだけ時間をもらった。

まずは伸び切った髪を切りに行って、
バスにぼーっとしながら揺られて、店を冷やかして、カフェに入ってまたぼーっとして、
ランチを食べ、コーヒーを飲み、またぼーっと歩いた。

その頃には、十分「フィックス」されていて、
人として、女として、母親として、妻として、また機能できる余裕が出てきた。

でも、この解放感。

久々でなんだか驚いた。

すっかり忘れていた、ひとりの感じ。

着替えやらおむつやら色々とかさばる重いバッグを持つことなく、
バギーを押さずに、手をつながずに、ヒールで早足で歩け、
あれこれ心配したり、あやしたり、気をつかったり、叱ったり、嗜めたりする相手がなく、
見たいものを急かされず、無視せず見れ、
腰や腕を痛めながら、身体を駆使して抱っこしたり、持ったりすることもなく、
汗なんてどっとかくこともなく。

なんなんだ、この解放感。

そんなことを3時間くらいしたら、すっかり治療された。

ふらふら歩いていると、いつもの自分と同じような、おかあさんたちが通り過ぎる。

バギーを押しながら、重い荷物を持ちながら、子供と、子供達のために。

心からエールを彼女たちに送った。
「ほんと、いつもおつかれさまです!」と。



「近くにいるんだけど、もうランチ食べちゃった?」
とBeからメッセージがはいる。

なんで追いかけてくるんだと、半分不満に、でも半分嬉しくてにやけてしまった。

待ち合わせのおもちゃやさんでは、子供達とBeがうるさい店内で騒いでいた。

その空間はもう、私の独りのものではなくて、一気にまた引き戻されるけれど、
なんだかちょっとくすぐったくて、やわらかい。


家に帰って、ふと気がつく。

あれだけ好きなものを色々と見たのに、結局手にして買ったものは子供達のものばかり。
アンの学校用の新しいタイツとか、ウーのTシャツとか、子供達の友達の誕生日プレゼントとか。

かわいい帽子もかぶってみたし、シャドーも試してみたんだけどな。
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by annebmnursery | 2011-08-12 06:23 | Twinkle Little Star

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